積み重ね
私は合気道において良い積み重ねが
できているのだろうか?
時々自分自身に問いかけてみる。
良い積み重ねとは何だろう。
私が思う良い積み重ねとは一年後、
五年後、十年後の自分自身が
楽しみになるような稽古をしているか
どうかだと思っている。
しかしまた反対にうまくいかない時に
何をどのように積み重ねるかも大事に
なるとも思っている。
〔何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばし、やがて大きな花となる〕
一年一年の積み重ね、
一日一日の積み重ね、
私たちが白い畳に足を
入れた瞬間から一瞬一瞬の積み重ねに心を集中する。
今! その瞬間を大事に稽古をする。
私が合気道をする上でもっとも
大事にしていることがそこにある。
〔一瞬一瞬の積み重ねが取り返しのない道を究める〕
これからも終わりのない修行をしていく覚悟である。
2012年12月8日
合氣道 さざ波 道場長 渡邊清志

